後期高齢者医療制度:年金生活でも現役? 「支援金」説明求め殺到
自治体窓口に住民の列
後期高齢者医療制度の発足に伴い、75歳以上の医療費の4割を現役世代が「支援金」として負担することになった。この金額が通知された今月中旬以降、自治体窓口に説明を求める住民が殺到している。74歳以下の“前期高齢者”から「自分はまだ関係ないと思っていたのに」との問い合わせも相次いでいる。
今年度から各種健康保険の保険料には、従来の医療保険分と介護保険分に加え、後期高齢者支援分が上乗せされた。所得が前年並みなら負担が増えた人が多い。和歌山市は13日、今年度の国民健康保険料の通知書を一斉に発送。週明けの16日、国民健康保険課の窓口に行列ができた。問い合わせ来庁者は1日で400人以上、電話も鳴り続けた。
支払い額が1万数千円アップしたという男性(64)は、窓口で30分にわたって説明を受けたが「病気もできない世の中になった。不安になる」。収入は年金だけという女性(73)は「なんで私が『現役』として支援する側なのか」と納得できない様子だった。
支援金は後期高齢者医療制度の一環として2年前に決まった。同市の担当者は「広報紙や新聞折り込みチラシで案内してきたが、理解してもらえるよう丁寧に説明するしかない」と話した。【奥村隆】
毎日新聞
タグ: 後期高齢者医療制度
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