知事発言に賛成9割 コムスン問題

訪問介護最大手「コムスン」(東京都)が介護事業をグループ内の別会社に譲渡すると決めたことを受け、仁坂吉伸知事が7日「別会社の事業所指定の申請は認めない」との方針を示したことから、8日正午までに県庁に県内外から163件の賛否の声が届いている。9割近くが知事を支持する意見という。


コムスンの介護事業が別会社に譲渡される問題で、全国で「認める」方針を示した都道府県も出ていたが、仁坂知事は「脱法行為で正義に反する。県は指定を絶対に認めない」と強く批判した。


これに対し、県庁に電話やメールで、7日に72件、8日正午現在で91件の意見が寄せられた。賛成は143件(県内13件)、反対は20件(同2件)で、9割近くが賛成だった。


賛成意見は「小規模でも法令を守っている事業者がいる中で福祉でもうける大手といっしょにされたくない」(秋田県の介護関係者)、「考え方が良い。はぎれが良い」(長崎県の男性)、「全国に先駆け勇敢な発言に拍手を送りたい」(橋本市の男性)など。


反対意見は「利用者にとっては迷惑」(埼玉県の男性)、「このままでは介護難民が増える」(所在地不明)など。


県の広報担当は「知事が就任して以来、こんなに反響があったのは初めてだ」と話している。


厚生労働省は7日午後、コムスンの社長に対し、グループ企業への事業譲渡を凍結するよう要請した。


紀伊民報
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