要介護度全地域で悪化 市町村別ランキング 介護保険利用で上昇
県は30日までに、県内で要支援と要介護1の認定を受けた約2万4000人(2002年4月現在)を対象に、2年間での要介護度の変化率を調べた市町村別ランキングを公表した。県平均は0・45ポイントで、100人のうち45人の要介護度が1段階上がった。県は「介護保険を利用することで逆に要介護度が上がっているのでは、県民の理解を得られない」とし、要介護度を改善する取り組みを進める。
来年4月の介護保険制度改正で、介護予防を民間に代わって市町村ができるようになることから、現状を把握するためにランキングを作った。変化率は、要介護認定が1段階重度化した場合は「プラス1」、1段階改善した場合は「マイナス1」などとして、総数を各市町村(保険者)の介護保険サービス利用者数で割って計算した。
市町村別にみると、要介護度は、県内すべての市町村で悪化。最も高かったのは5人に3人が要介護度を1段階上げた古座町の0・6ポイント。逆に最も低かったのは4人に1人が要介護度を上げた広川町で0・25ポイント。龍神村と旧南部川村、太地町がともに0・27ポイントで続いた。改善した人は少なかった。
県は今後、和歌山大学大と共同で作った介護予防プログラムの研修に市町村担当者の参加を促すなどして対策を進める。
県長寿社会推進課は「介護保険制度の改正で、市町村の力量が問われる。要介護認定者を改善に向けていきたい」としている。
ランキングは新しいデータを加え、インターネットを使って毎年度公開していく予定。
県内の要介護認定者のうち、要支援と要介護1の認定を受けたのは介護保険制度ができた2000年度は約1万2000人だったが、03年度は約2万2000人と大幅に増えている。
紀伊民報
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