介護保険施設隣接の「介護アパート」に助成 富山市が新年度

富山市は新年度、デイサービスなどを行う介護保険施設に隣接する高齢者用アパートに対し、整備費用を助成する。高齢者が住み慣れた地域で、きめ細かな介護サービスを受けながら生活することを後押しする。新年度当初予算案に二十室分の二千万円を計上しているが、既に約十事業者から問い合わせがあり「予算を使い切ることは必至」(市介護保険課)の人気ぶりになっている。


助成対象は、入居者全員が六十五歳以上の単身者か夫婦で、半分以上の世帯に要介護認定を受けた高齢者がいる戸数五―二十のアパート。バリアフリー構造にすることが義務づけられるほか、介護保険施設と連携し、入居者に対して訪問介護や食事の提供などを行える態勢づくりも必要になる。建設・改修費の四分の一が助成される。


もともとは県が今年度から始めた事業であるため、富山市には昨年九月ごろから建設業者や社会福祉法人、個人事業者らから問い合わせが寄せられている。半数の事業者が細かな条件も尋ねており、中には「デイサービスの事業所を運営しようと思ったが、補助金があるならアパートも一緒に建設したい」と話した個人事業者もいたという。


市は事業者の人気を集めている理由として▽高齢者向けの事業に関心が向いている▽補助制度を用いて少額で建設できる有利さ―を挙げている。


市介護保険課は四月中にも事業者の選定を行いたい考えで、予算を超える申請がある場合には▽その地域に他に介護保険施設がないか▽入居する高齢者に対する施設のサービス態勢―などの基準で判定するとしている。


同様の施設は昨年八月、上市町でオープンしている。


富山新聞
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