お年寄りのお出掛け支援 タクシー運賃の3割負担 富山市が新年度
富山市は新年度、要介護高齢者の外出を支援するため、タクシーを割安で利用できる「おでかけタクシー券」(仮称)の新事業を実施する。市とタクシー会社が運賃の三割を負担し、利用者は通常の運賃の七割の負担で済む仕組み。市によると、市と業者が運賃の一部を分担する制度は全国でも初めてとなる。
おでかけタクシー券の対象は、世帯全員の所得合計額が一千万円未満で、介護保険の要介護度が二以上の在宅の高齢者。市によると対象者は約千三百人おり、希望者は五百円分のタクシー券十枚つづりを三割引きの三千五百円で購入できる。差額分は市が二割、業者が一割を負担する。
利用する場合は、市役所などで対象者であることを示す利用者証の交付を受ける必要があり、年間十冊まで購入できる。
タクシーの運行範囲は富山市と隣接する市町村で、利用目的は問わない。対象者が一人でもいれば、対象以外の人もタクシーに同乗できる。タクシー券は終日利用でき、迎車、深夜料金なども支払える。
市は市社会福祉協議会に委託し、車いす利用者を対象に通院目的などに限定した送迎サービスを有償で実施しているが、車両が五台しかないため、申し込みが集中するとすべてに応じられないという。このため、タクシーを低料金で利用できる仕組みをつくり、在宅の高齢者の外出支援に乗り出すことにした。
富山新聞
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