渋谷区:介護保険で認められないサービス、独自提供

対象300~400人


渋谷区は、介護保険で認められた介護以外にホームヘルプサービスなどを区の予算で追加提供することを決めた。全国でも珍しい制度で、9月議会に提出する補正予算案に盛り込む。桑原敏武区長は「昨年の介護保険法改正による『給付抑制』が区民に影響を与えている。不都合な部分を区の施策で修正したい」と話している。


区によると、追加提供されるサービスは計5種類。デイサービスは「要支援1」の区民は週1回しか利用できなかったが、週2回利用できるようにする。また、ホームヘルプサービスでは、1回あたりの利用時間が1時間半に制限されていたが、ヘルパーと一緒に買い物をしたり、料理をする時間がとれないため、2時間~2時間半にする。


そのほか、同居家族がいて生活援助のホームヘルプサービスが制限されている区民には、家族の負担を軽減するため、同サービスの利用回数を増やす。現行では認められていない「通院の付き添い」「散歩や近隣施設への外出介助」「同居者の食事準備」は生活実態に合わせてサービスを提供する。


また、介護が必要でない高齢者でも電気器具や家具の修理、窓の掃除などの作業は負担が大きい。そこでシルバー人材センターに作業を依頼できるようにする予定。


サービスの追加提供は来年1月から開始。追加提供分は12月に作成されるケアプランの中に盛り込まれる。対象者は300~400人を見込んでおり、今年度は2511万円を予算計上する。


区は「ホームヘルプサービスなどの充実は、『ひきこもり』をなくす効果があるし、認知症の予防や孤独死を減らす上でも重要」としている。


問い合わせは区高齢者福祉課(03・3463・1211内線2731)。【三木幸治】


毎日新聞
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