介護の女性強殺で無期懲役 「制度に不安生じさせた」

ホームヘルパーとして以前介護を担当した女性を殺害し現金を奪ったなどとして、強盗殺人と窃盗未遂の罪に問われた村山美智子被告(62)に、東京地裁は2日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。


上岡哲生裁判長は判決理由で「訪問介護の仕組みに不安を生じさせた社会的影響は軽視できない。足が不自由な被害者を車いすから突き落として絞殺した犯行は残忍。動機も借金返済など利欲的で酌量の余地はない」と述べた。


弁護側は「強盗の目的はなかった」と主張していたが、判決は強盗目的を認めた捜査段階の供述は信用できると判断した。


判決によると、村山被告は昨年10月29日午前11時半ごろ、金を盗もうとして、東京都大田区の無職田中綾子さん=当時(78)=宅を訪れたが、すきがなく、借金を要請。断られたため田中さんの首をタオルで絞めて殺害し、現金約60万円やキャッシュカード入りのバッグを奪った。このカードで現金を引き出そうとしたが、暗証番号を誤って入力し未遂に終わった。


共同通信