Articles tagged with: 介護施設で老いを考えた
介護施設で老いを考えた 老人病院/1
◇どんな事情の人が入院するのか
高齢者専用の病院が療養病床(老人病院)である。介護と療養を主な目的としており、一般の病院より医師や看護師は少ない。
半面、看護師と同数くらいの介護職員が配置されている。
人が老人病院 [...]
介護施設で老いを考えた 特養ホーム/7
◇つかんだ技術を次世代へ伝える
さまざまな介護施設の中で、最も重症者が集まる特別養護老人ホームをこれまで見てきた。
ここでは日常が死と隣り合わせだ。
宮崎市高岡町の特養「裕生園」の甲斐ミツ子介護主任(61)は語る。 [...]
介護施設で老いを考えた 特養ホーム/6
◇認知症と寝たきり、どちらがましか
「もし神様から『長生きさせてやる代わりに、寝たきりか認知症のどちらかを選べ』と言われたらどちらを選びますか」
これまで取材で出会った介護職員に私はこんな質問を繰り返してきた。
こ [...]
介護施設で老いを考えた 特養ホーム/5
◇なぜ家族による介護は難しいのか
大便にまみれながらの入浴介助、食べようとしない老人への食事介助など、特別養護老人ホームで展開されるプロの介護の現場を見てきた。
では家族に介護が必要になった時、自宅なら家族はどこまで [...]
介護施設で老いを考えた 特養ホーム/4
◇食事をめぐる人生最後の選択
介護施設での食事介助は難問をはらんでいる。
体力が衰え、食欲のない老人に、あえて食べさせるべきかどうか--。
「本人が嫌がるから」と食べさせなければ体力は落ちる。逆に嫌がるのに食べさせ [...]
介護施設で老いを考えた 特養ホーム/3
◇食事は生き抜くための格闘
特別養護老人ホームの日々の暮らしの中で、1日3回の食事は、おそらく最大の行事である。
宮崎市高岡町の特養「裕生園」の朝食は午前8時、昼食は正午、夕食は午後6時である。
入所者70人は介護 [...]
介護施設で老いを考えた 特養ホーム/2
◇とても重労働な入浴介助
「本当は入所者の入浴回数をもっと増やしてあげたい。しかし今の陣容では1人週2回が限界です」
宮崎市高岡町の特別養護老人ホーム「裕生園」(定員70人)の介護主任、甲斐ミツ子さん(61)は言う。 [...]
介護施設で老いを考えた 特養ホーム/1
◇要介護度が重い人の施設
衆院選報道などで中断していた介護施設の企画を再開したい。
前回の「グループホーム」に続き、今回は「特別養護老人ホーム(特養)」を訪ねた。
特養は、要介護度が最も重い人たちが入る施設である。 [...]
介護施設で老いを考えた グループホーム/7
認知症と私たちは、それほど違うのか
これまで宮崎市高岡町のグループホームを訪ねて認知症の高齢者同士の共同生活を見てきた。
認知症の介護が手に負えなくなるのはなぜか。
臨床医の大井玄氏は周囲の人間関係の悪化を挙げてい [...]
介護施設で老いを考えた グループホーム/6
認知症の高齢者は幼児に似てくる
「この仕事をしていると、人は幼児から大人になり、その後再び幼児のような状態に戻っていくのではないか、と感じます。ただし認知症の人が幼児と決定的に違うのは誇り高い点です。一にも二にも私たち [...]
介護施設で老いを考えた グループホーム/5
なぜ人の役に立つとうれしいのか
「大切なのは認知症の高齢者のプライドを尊重することです。『自分はみんなの役に立っている』という充実感を味わってもらうことです」
宮崎市高岡町のグループホーム「たちばな」の介護主任、長友 [...]
介護施設で老いを考えた グループホーム/4
話が通じなくても心は通じる仲間
認知症患者の話は意味不明だ。だから入所者同士の会話は全然かみ合わない。しかし入所者同士の人間関係が親密でなごやかなら、それでも施設運営はうまくいく。
宮崎市高岡町のグループホーム「たち [...]
介護施設で老いを考えた グループホーム/3
つらい現実から過去へ逃げ込む
直前の記憶を失った人は、「いま、ここ」という現実世界とのつながりがあやふやになる。すると見知らぬ場所で、見知らぬ人たちに囲まれている孤立感に襲われる。その不安から逃れようと、多くの認知症患 [...]
介護施設で老いを考えた グループホーム/2
いつも不安な認知症の高齢者
「ここは楽しい所ですよ。そして、とても勉強になります」。介護職員、長友美紀さん(54)の言葉は意外だった。彼女は、宮崎市高岡町の辰元グループが運営するグループホーム「たちばな」の管理者である [...]
介護施設で老いを考えた グループホーム/1
認知症同士の穏やかな共同生活
グループホームは、認知症の人たちが介護職員の助けを受けながら一つ屋根の下で暮らす施設である。家族的な親密さを考えて入所者は9人までと決められている。
宮崎市高岡町の辰元グループには3つの [...]
介護施設で老いを考えた 介護保険の衝撃
要介護度で高齢者のすべてを分類
「介護保険が高齢者を取り巻く光景を一変させてしまった」とは、多くの施設関係者から指摘されることだ。介護保険が00年に始まる前、介護施設は事情のある人だけが入る所だった。「自宅で介護すべき [...]
介護施設で老いを考えた どの施設を選ぶか
「入所まで長い順番待ち」は誤解
今こうしている間にも、私たちは老い続けている。しかし、その老いの日々を過ごす介護施設をどれだけ知っているだろうか。特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアハウスなど、施設の分類の仕組みは [...]