認知症:高齢者ヘルパー制度創設 養成講座の受講で登録可能
◇穏やかな暮らしのために--来月18日にも講座
松江市社会福祉協議会は、介護保険だけでは支援しきれない認知症高齢者のために「認知症ヘルパー制度」を創設した。4月の第1回認知症ヘルパー養成講座には62人が参加、16人がヘルパーに即日登録した。6月18日にも同様の講座が開かれる。
◇散歩の付き添いや話し相手に
散歩の付き添いや話し相手をするのが「認知症支援」。認知症による暴言、暴力、妄想などの行動異常を抑え、穏やかな生活が送れるようにする。また、家族の負担を減らすのも目的だ。介護保険認定を受けた約8000人のうち、認知症があり、日常生活に何らかの支障を抱える約5000人が対象となる。
同協議会が実施する住民参加型有償ボランティア「ゆうあいヘルプサービス」事業で行う家事援助や身体介護に、新たに認知症支援を加える形式で運用する。家事援助や身体介護にはホームヘルパー3級以上修了者などの条件があるが、認知症支援は養成講座を受ければ登録できる。
同サービスは96年度に始まった。今年3月末現在で、会員445人中、実際に利用しているのは129人で、月に65~70人が利用する。ヘルパーは、登録41人中25~30人が実際に活動している。
養成講座では「まつしま脳神経内科クリニック」の松嶋永治院長が認知症の症状や治療法を説明。また、さまざまな行動異常の対応をアドバイスした。他にも臨床心理士や看護師がそれぞれの専門的立場から認知症高齢者との接し方などを講義した。
松江市鹿島町の介護福祉士とヘルパー2級の資格を持つ山本隆子さん(60)はグループホームを3月に退職したばかり。認知症について知りたいと思い参加したという。「すごく革新的で、分かりやすくてよかった」と、さっそくヘルパーに登録していた。問い合わせは同協議会(0852・24・5800)へ。【御園生枝里】
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