NPOがファミリーサポート 高齢者介護支援スタート
NPO法人こども家庭リソースセンター沖縄(與座初美理事長)は十五日、ファミリーサポート介護支援事業を開始した。高齢者の通院や買い物の付き添い・送迎、役所など関係機関への書類提出といった、専門性を必要としない軽度の援助を行う。
ファミリーサポートは、地域で支援をしたい人と受けたい人がそれぞれ会員登録し相互援助する仕組み。これまで主に子育ての支援が行われているが、高齢者の介護支援例は全国でも少なく県内では初めて。
県労働者福祉基金協会の助成で「ファミリーサポート生活支援サービス(介護)」として、沖縄市と近郊の市町村を対象に行う。
與座理事長は「生活上の支援だけでなく、例えば自分の好きなクラシックコンサートに連れて行ってほしいという願いなど、その人のやりたいこと、好きなこと、生活の質を高める利用方法も可能」と話す。すでに十三人のサービス利用者がいるといい、「ニーズを掘り起こしていくことで、県内のほかのファミリーサポートセンターにも取り組みが広がっていけば」と期待する。
同日は沖縄市内のセンター事務局で事業開始式と講習会が行われ、支援を行う協力会員約三十人が参加した。ほとんどがヘルパーや介護福祉士の資格を持っているという。協力会員になるには資格は問わないが、会員登録には講習会受講が必要。今後は、サービス利用を呼び掛けるとともに、年度内に再度養成講座を開き、協力会員も確保していく予定だ。
講習会ではフリージャーナリストの山城紀子さんが講演。自分主体の介護サービスを求めたドイツ人女性が県内にいた実話を紹介、「介護は学び合い、議論しながらつくっていくもの」と話した。同センターの連絡先は、電話098(995)9244。
沖縄タイムス
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