“街の音”聞き高齢者知ろう 新見公立短大がカリキュラム

2008年 07月 27日 (日) | Category : 岡山県の介護ニュース

介護福祉士目指す地域福祉学科生、耳をすませて商店街など歩く


新見市新見の新見公立短期大学(難波正義学長)地域福祉学科は、“街の音”を聞いて高齢者理解につなげるユニークなカリキュラム「サウンドウオーク」を授業に取り入れている。【桂孝志】


このほど、介護福祉士などを目指す1年生34人が、吉村淳子講師とサウンドウオークに出発。コースは商店街などを通る約1キロ。学生たちは歩きながら周囲に耳をすませた。


学生が街の音から何を感じ取るか--。かつては「市民の台所」としてにぎわった商店街に目立つ空き店舗……。時代の変遷や人々の暮らしに思いを巡らせ、セミ、鳥、用水路の水、車のエンジン、工事、風鈴などの音をノートに書き、「能動的にならないと多くの音を聞き取れない」と実感したという。また、商店主から「店内で涼んで行けば」と声をかけられるなど会話も弾んだといい、近くリポートを提出する。


吉村講師は「気密性が高い住宅では雨の音さえ聞こえない。現代人は音に無頓着になったのではないか」と指摘。「学生には心地よい音でも、お年寄りには耳障りかも知れない。音に配慮すること、お年寄りが生きてきた時代を考えることが高齢者の理解につながり、介護にとって大切なこと」と話している。


毎日新聞
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