目的を考える

収入、健康…最優先は?


老後も何か仕事をしたいが、どうすればいいのか――こんな悩みを抱えるシニアも少なくないはず。今月は「セカンドライフ・仕事編」と題し、仕事に就くまでの手順や成功のコツなどを、“プロ”から伝授してもらいます。


入門編「目的を考える」の指南役は、シニアルネサンス財団の河合和(やまと)さん(60)です。(大津和夫)


「充実感を味わえる仕事を探すには、まず働く目的を考えること」と、河合さんは強調します。


働く目的は、「収入」「健康」「生きがい」「社会貢献」「力を試す」「仲間作り」などの中から、「絶対に譲れないこと」を一つだけ選びます。「お金だって欲しいし、やりがいも欲しい」。あれこれ思いを巡らす人もいるでしょうが、あえて一つを選ぶことで最優先の項目を浮き彫りにするのです。


「世間体」だけでは


ただ、「ひまつぶし」や「世間体」を働く目的に選んだ人は、「考え直した方がいい」と河合さん。「こうした目的で職に就こうとするのは甘い考え。仕事をするということは、責任の伴う行為だと自覚すべき」とクギをさします。


考えを整理するためには、〈1〉本や資料を調べる〈2〉経歴や特技を書き出す〈3〉自分の長所を周囲に聞く――などの方法が役に立ちます。


河合さんによると、参考資料として注目したいのが、カルチャースクールや通信教育のカタログです。様々な職業や趣味が紹介されており、やりたいことを探すのに役立ちます。村上龍著の「13歳のハローワーク」(幻冬舎)もお薦めです。


書き出した経歴の中に、「自分が成長したと感じる仕事」「没頭できること」があったらしめたもの。やりたいことは、その近くにある可能性が高いそうです。自分では気付かなくても、周囲は分かっていることも多いそうです。


専門機関で相談も


それでも目的を絞り込めない場合、河合さんはハローワークへ足を運ぶことを勧めます。仕事の紹介だけでなく、一部では、介護、IT(情報技術)などの分野を専門とする職業相談を行っています。派遣会社に登録し、適職診断をしてもらうという手もあります。


河合さんは、「過去の肩書や難易度にとらわれず、意欲を持って新しい仕事に取り組むようにすることが大切」と話しています。


読売新聞

If you enjoyed this post, please consider to leave a comment or subscribe to the feed and get future articles delivered to your feed reader.

Comments

コメントはまだありません。

コメントをどうぞ

(必須)

(必須)