十八銀、介護代金引き落とせず 26日予定の911件、新システム移行ミス
わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。
2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。
わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。
人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。
そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。
介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。
今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。
『
十八銀行(長崎市)は二十六日に予定している介護代金回収サービスの口座振替で、九百十一件の引き落としができないなど障害が発生すると二十二日、発表した。
医療法人などと契約し、患者らの口座から利用料金を引き落とすサービスで、他の金融機関への依頼分のデータの一部に入力ミスがあった。今月実施した新基幹システム移行に伴うトラブル。契約先には事情を説明。再度引き落としを依頼し、代金回収遅延による支障がないよう対応するとしている。
このほか、他金融機関に依頼している二十六日引き落とし予定の五千七十一件について通帳摘要の表記に誤りが発生する。ゆうちょ銀行の場合は契約先が指定している名称と違って一律「カイゴ」、ほかの金融機関は引き落とし口座の支店名が記載される。同行は「再発防止に向け全力で取り組む」としている。問い合わせは同行事務統括部(電0120・27・1818)。
長崎新聞