利用者受け入れ先未定
飯綱町川上の老人介護施設「シルバーアネックス飯綱」を運営する会社の資金繰りが悪化し、同施設が4月14日に閉鎖される予定であることが18日、分かった。現在は短期入所、デイサービス合わせて約100人の利用者がおり、同町や県では今後、利用者の受け入れ先を探す。県によると、県内の老人介護施設が、経営母体の破綻(はたん)で閉鎖されるのは初めて。
同施設は05年1月に開設され、不動産関連会社「シルバーアネックス」(下平勝彦代表、東京都大田区)が経営母体となっている。帝国データバンクによると、同社は代表者が頻繁に交代するなど経営が安定せず、資金繰りが悪化。債権者が東京地裁に破産を申し立て、今月14日付で破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は明らかになっていないが、1億円を超えるとみられる。
同社の破産管財人は来月14日付で施設を閉鎖し、職員約20人を解雇する方針。飯綱町保健福祉課によると、施設の引き継ぎ先は見つかっておらず、町内にある二つの老人介護施設も受け入れの余地はないという。県や周辺市町村などと協議しながら、利用者の受け入れ先を探す。
同施設は「閉鎖までは今まで通りサービスを続ける。今のところ、入居者からの不満は出ていない」としている。債権者の1人で元施設職員の男性は「地域に迷惑がかかるので施設をつぶしたくはなかったが、経営がいいかげんで借金も返してもらえないので、破産を申し立てた」と話している。【川崎桂吾】
毎日新聞

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