要介護者世帯調査:「不在時に頼める人がいない」18%-名張

「妻や嫁が担う」7割--地域の支援体制づくり急務


名張市が要介護者世帯を対象にアンケートを実施したところ、「主な介護者が不在の場合、頼める人がいない」との回答が18%に上ったことが分かった。同市は高齢化率が20・7%に達し、7割の世帯で妻や、子どもの妻(嫁)らの女性が介護を担っていることも判明。その2割が健康に不安を抱えており、支援体制の構築が急務となっている。【渕脇直樹】


調査は、来年度改定予定の介護保険事業計画に当事者の声を反映させるため、6月に実施した。65歳以上の要介護認定者2931人の中から400人を無作為抽出し、調査用紙を郵送。280人(70%)が回答した。


主に介護を担っている人についての問いでは、「子どもまたはその配偶者」(33%)と「配偶者」(30%)がほぼ同数で、「その他の家族・親族」「訪問介護員」は各5%だった。


介護者の健康状態については、「普通である」が56%と半数を占めたものの、「病弱である」が23%に達し、「介護が必要」も5%あった。1日の介護時間は(1)2、3時間程度(32%)(2)1日の大半(19%)(3)半日程度(12%)--の順だった。


主な介護者が1日不在の場合の対応については、「他の家族が介護する」が23%で最も多く、介護は家族が主体となっていることを裏付けた。


市高齢・障害支援室は「推計では17年後、高齢化率は40%に達する。家族介護教室などの支援策を講じているが、地域でお年寄りを支えあう社会づくりを進める必要がある」と話している。


毎日新聞

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