個々に応じた排せつケア学ぶ 専門家養成、介護福祉士ら参加-上京

排せつの困りごとに対し、用具や住環境、食事など幅広い視点から助言できる人を養成する「オムツフィッター研修2級講座」が9日、上京区の京都社会福祉会館であった。排せつ用具専門の情報館「むつき庵」(上京区)の主催で、全国から介護福祉士や看護師ら43人が参加した。


講座はオムツでの排尿体験や排せつ用具の種類、使い方の講習などを通し、排せつケアの専門家を養成する。3級から1級まであり、合格者に資格認定証が交付される。


この日は2級向けで、排泄ケアの相談をする役と助言役に分かれ、寸劇に取り組んだ。「アルツハイマー病の母が夜間に便いじりをする」との相談に、助言者役の参加者が「介護サービスを受けたらどうか」などと応じると、同庵の浜田きよ子代表は「介護保険制度を使うよう助言することも重要だが、帰ってすぐに実行できることを紹介することが大事」と指摘。「相談に訪れる人はギリギリの状態であることも多い。その場で持って帰れる用具を渡すなど、安心して継続し相談してもらえる関係をつくってほしい」と話した。


愛知県から参加した介護福祉士の大内美雪さん(49)は「介護を必要とする一人一人の思いをどこまで引き出せるかが重要だと思った。その人に応じたケアを考えていきたい」と話した。研修の問い合わせは同庵(075・803・1122)。【谷田朋美】


毎日新聞

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