京都府与謝野町温江のNPO法人(特定非営利活動法人)「丹後福祉応援団」が株式会社「福祉創造堂」を設立し、障害者やお年寄り、一般客の誰もが利用できるバリアフリー美容室「ちょきごころ」をこのほど開業した。美容師3人のうち、2人はヘルパーの資格も持っている。
同応援団は、車内で散髪からシャンプー、パーマもできる「移動福祉理美容車」を2001年から運行させ、府北部や兵庫県豊岡市の老人ホームなどを回っている。
巡回を待ってもらうのでなく都合のよい時に来てもらえればと、移動車に加え、新たに同町温江のショッピングセンター「ウィル」内の駐車場に常設した。一般客も対象にするため、NPO法人としては運営ができず、昨年7月に株式会社を設立した。
車いすのまま散髪、シャンプー
美容室は木造平屋(約45平方メートル)で、床や柱に木を使い、落ち着いた雰囲気。床暖房で店内には段差がなく、車いすのまま散髪やシャンプーができ、トイレにも車いすのまま入ることができる。また、あおむけに寝て洗髪できる最新式のシャンプー台も設置し、一般客にも快適なサービス提供を目指す。無料のコーヒーを飲みながら、くつろいで話ができるスペースもある。
料金は、要支援・要介護者認定や障害者手帳を持つ人は証明できるものを持参すると、割引の福祉料金になる。カットの場合、2000円(一般は3000円)。
車いすで訪れた川原恵美子さん(67)は「これまでは移動車で髪を切ってもらっていたけど、広々した美容室に入るのは久しぶり。寝ながらのシャンプーも気持ち良かった」と話していた。
三井健史社長(丹後福祉応援団理事長)は「利用者ニーズを考えて常設した。気楽に一般の人にも来てもらえる店を目指したい」と意気込んでいる。月曜休み。問い合わせはちょきごころTEL0772(44)3003へ。
京都新聞

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