振り込め詐欺の被害を防いだとして、港南署の岩田知署長は27日、横浜市港南区役所でケアマネジャーの渡辺藤子さん(54)に感謝状を贈った。ケアマネジャー約80人による研修会もあり、同署の樋田信幸・生活安全課長が「ヘルパーに伝えて輪を広げてください」と被害防止へ協力を呼びかけた。
署によると、今年の区内の被害は5月中旬までに29件、8460万円に上り、被害者の9割以上が60歳以上。金融機関や署員が止めようとしても、思いこんだ被害者が振り込んでしまうケースもあるという。一方、区内には約260カ所の介護事業所があり、区福祉保健センターの橋井一美・サービス課長は「要介護者との信頼関係を生かして防ぐことができれば」と話した。
渡辺さんのケースでは、今月20日に息子を装った男から「おやじにはないしょで200万円を都合してほしい」という電話を受けた女性(75)が訪問予定のあった渡辺さんに相談。渡辺さんが息子に連絡し、防止につながった。渡辺さんは「研修で聞いた詐欺の事例についての話が役に立った」と話していた。【杉埜水脈】
毎日新聞

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