高齢者調査:5年後の消費生活「節約」「余裕ない」61.8%-川崎市

経済的負担増に不安


川崎市が発表した07年度高齢者実態調査で、経済的不安を訴える回答が目立った。5年後の消費生活に関する問いで「将来を考え節約」「余裕のない生活」との答えが計61・8%に上り、04年度の前回調査より6・1ポイント増加。自由意見欄でも「介護や健康保険料、医療費が高い」などの記述が見られた。調査後の今年4月には後期高齢者医療制度も始まり、高齢者の経済的負担は増える一方だ。


調査は昨秋、今年度作る予定の高齢者福祉施策の事業計画にいかす目的で実施。市内に住む65歳以上を▽要介護認定を受けていない一般高齢者▽要支援・要介護認定者▽特養ホーム入所希望者--に分けて調査用紙を郵送。68・6~73・8%の回答を得た。


一般高齢者2655人に「5年後の消費生活」について尋ねたところ、「他の世代より購買力があり豊か」2・2%(前回比2ポイント減)と「他の世代と同程度」31・3%(同5・6ポイント減)はいずれも減少。一方で「節約」40・1%(同2・8ポイント増)、「余裕のない」21・7%(同3・3ポイント増)と増えていた。


また5年後の社会は「多くのことを若い世代に依存」18・4%(同3・4ポイント増)、「高齢者は控えめ」48・5%(同1ポイント減)に上り、将来の生活への不安や自信のなさが表れた。


一方、特養入所希望者343人への調査では、介護している人の年齢が「60代」が30%(同0・7ポイント減)でトップ。「70歳以上」が28・1%(同7・1ポイント増)、「50代」25・2%(同7・5ポイント減)と続き、「老老介護」が増えている現状が浮き彫りになった。


市は結果の概要をホームページなどで公表する。【笈田直樹】


毎日新聞
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