市のサービス廃止受け、自宅一部をお年寄りの交流拠点に提供

横浜市港南区最戸に、お年寄り同士の交流拠点「楽田(らくだ)の郷(さと)」が誕生し、学びの場になっている。


同所に住む櫛田輝男さん(77)、サワ江さん(67)夫妻が木造平屋建て離れの一部約十畳を提供。七十歳代を中心に三十人が会員登録し、地域の講師の指導でお茶や編み物、手工芸などを学んでいる。


昨年九月、南区で行われていた介護予防型のデイサービスが、市の事業見直しにより廃止された。デイサービスの活動援助員だった北村隆子さん(44)=港南区日野=は、区の地区センターで行き場をなくしたお年寄りの世話をしていた。


今年に入り、かつてデイサービスを利用していた櫛田さん夫妻が「お年寄りを献身的に世話する北村さんの姿に感銘を受けた。交流の輪を広げてほしい」と活動拠点の提供を申し出た。畳部屋もお年寄りが動きやすいように、区の助成制度を利用して床をフローリングに改修した。


お年寄りたちは習い事の前後には身の上話などに花を咲かせたり、一緒に弁当を食べたり。和やかな雰囲気で交流を深めている。北村さんは「人生の先輩方が楽しみながら元気になってもらいたい」と笑顔でお年寄りの世話をしている。


活動時間は午前十時から午後二時まで。原則として月、火、木、金曜日に活動する。年会費は二千円。問い合わせは、楽田の郷☎080(5022)6072。


神奈川新聞
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