多度津町シルバー人材センターが整備していた福祉スペース「最寄所」(愛称・たどつシルバー・ひだまり=同町本通)がオープンした。高齢者の交流の場を生み出し、閉じこもりを防ぐのが主な狙い。商店街の空き店舗を利用した施設で、シルバーの知恵とパワーでまちとお年寄りを元気にしようと、会員一同、意気込みを見せている。
高齢化によるお年寄りの独居世帯が増える中、独りで家に閉じこもりがちな高齢者をなくそうと3年ほど前から準備。同センターが主体になり、多度津町と多度津商工会議所が協力して事業化を進めていた。商店街の旧書店を借り受けて2月からリフォーム工事を行い、5日にオープンした。
ひだまりは地域の高齢者の交流の場として使ってもらうほか、専門家を講師に招いた音楽療法や感染症対策などの介護予防講座を定期的に開講。シルバー会員による暮らし相談や、子どもの一時預かりなど子育て支援事業にも取り組む。7月からはうどんやおにぎりなどの提供も計画している。
スペース内はかつての書棚をそのまま残し、会員が制作した書道や絵画の作品、古布を再利用した手作りの衣料品などを展示。棚の下部にあった本の在庫入れも収納庫として活用している。また奥にあった3畳間を改装し、暮らし相談などのための部屋を確保した。広さは全体で約100平方メートル。
午前10時から午後4時まで。土・日、祝日は休み。開設以来、1日平均20―30人が来場している。
同センターは「お年寄りの方が、何となく行ってみようと思える場所にしていきたい。少しでも多くの人に、『ひだまりに来て楽しい1日が過ごせた』と言ってもらえるようになれば」としている。
四国新聞

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