全国初、介護タクシー協会が発足

県内で運賃無料の介護タクシー事業に取り組むタクシー会社八社は二十日、「県介護タクシー協会」を設立した。介護報酬を受け取り運賃を無料とする介護タクシーを手掛ける事業者の組織化は全国初で、業界一体となってサービス水準の向上などを目指す。


参加企業は、すでに介護タクシーを運行している大和タクシー(坂出市)、琴平バス(琴平町)、常磐タクシー(高松市)、西讃交通(丸亀市)、本山タクシー(豊中町)と、運行予定のレインボータクシー(高松市)、大川タクシー(同)、富士タクシー(善通寺市)。


この日は発足会を開き、乗務員のサービス向上を図るヘルパー講習を中心に、介護事故や人事労務の諸課題に関する研究などの事業活動を決めた。会長には大和タクシーの山下勝久社長を選んだ。会員資格として事業者の代表者または準じる人がホームヘルパー二級の資格を有することを求めている。


発足会に続いて記念のシンポジウムを開き、ケアマネージャーや県外のタクシー事業者ら約七十人が参加。パネルディスカッションでは作家の安宅温さんが「移送介助が介護サービスとして認められるよう先達の役割を果たしてほしい」、県難病連会長の中野炯さんは「県内の事業者がもっと介護タクシーを手掛け、多くの難病患者が利用できるようにしてほしい」と訴えた。


厚生労働省が移送介助専門の介護タクシー会社は市町村が独自に保険給付の対象とするとの新方針を決めたのを受けて、参入を検討している県外のタクシー事業者は「今後、事業者指定の申請の取り扱いはどうなるのか」などと質問、業界の困惑ぶりをのぞかせた。


四国新聞
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