「福祉機器、捨てずに連絡を」再利用の仲介活動が定着

三木市で、不要になった介護ベッドや車いすなどの福祉機器を譲り受け、要望に応じて提供する事業に、民生委員経験者約300人でつくるボランティア団体「市善友会」が取り組んでいる。7年目に入った事業は次第に知られるようになった上、高齢化の進行でニーズは増すばかり。15日は、メンバーが介護ベッドを高齢者宅に運び込んだ。(長尾亮太)


「介護ベッドを必要な人に譲りたい場合、どうしたらよいですか」。市社会福祉協議会に、そんな問い合わせが年々増えている。介護ベッドは使う人が限られるため、介護の必要がなくなれば不要になりやすい。


購入やレンタルは費用がかさむため、同会の在宅福祉サービス担当の黒井一寿さん(46)が中心となり、二〇〇〇年から事業開始。人手がかかるため、〇二年から市善友会が引き継いだ。


方法は市社協が窓口になり、「機器を提供したい」「譲ってもらいたい」の一報を受け、同会メンバーが届ける。


昨年四月の介護保険制度変更で、症状が軽いとレンタルに保険が適用されなくなると、介護関連施設から機器提供に関する問い合わせが入るようになった。


介護ベッドと車いすのリサイクル数は年間二十件前後で推移しており、昨年は昨年は十八台の介護ベッド、三台の車いすの再利用を成立させた。


この日、同会メンバー四人が、市社協の倉庫に保管していた電動式介護ベッドを緑が丘地区の民家へ運び込んだ。


「今後もこうした“すき間のニーズ”にきめ細かく応えたい」と同会三木支部長の冨田進さん(68)。「いらなくなった機器は捨てずに、連絡してほしい」と呼びかけている。問い合わせは、市社協TEL0794・82・4043


神戸新聞
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