介護の本音伝え放送100回 西宮のさくらFM

西宮市のコミュニティーFM局「さくらFM」(七八・七メガヘルツ)で、障害者介護などに関するトークを中心とした番組「風のような手紙」が今月七日で、放送百回目を迎える。番組パーソナリティーは、重度の障害がある長女(25)と暮らす脇谷みどりさん(53)=同市。自身の介護の失敗談や新しい治療法の紹介などで、同じような境遇に置かれるリスナーたちの共感を呼んでいる。脇谷さんは「私もリスナーに元気をもらってきた。これからも楽しく介護を語っていきたい」と話す。(伊藤大介)


「風のような-」は二〇〇五年四月にスタート。脇谷さんが介護体験などをつづったフリーペーパーを発行しているのを、同FMのスタッフが知り、番組パーソナリティーを依頼したという。


番組では、脇谷さんの知人らが試した治療法や欧米での障害者福祉の現状などさまざまな情報を提供。また、長女のために救急車を呼んだ際、隊員に「おいくらでしょうか」と尋ねてしまったといった自身の失敗談などもユーモアたっぷりに紹介する。


「障害者介護に携わる人は皆、極限の状態を経験している」と脇谷さん。「あらためて大変さを訴えるより、思わず笑ってしまうような話題も必要」とその理由を話す。


今後は、介護者のインタビューなども検討しているといい、「介護者の本音を包み隠さず、明るく伝えることができる番組にしていきたい」と抱負を語っていた。


神戸新聞
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