胆振管内の100歳以上は107人 人口対比、伊達に多く

2004年 09月 14日 (火) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

胆振保健福祉事務所は14日、15日の「老人の日」を前に、管内の100歳以上の人口を発表した。平成16年度は107人で前年度の108人に比べ1人減少したが、2年連続で100人の大台を超え、長寿社会が進行している。


107人の性別は男性25人(前年度比3人増)、女性82人(同比4人減)。市町村別では、室蘭市25人、苫小牧市38人、登別市8人、伊達市14人、豊浦町2人、虻田町3人、大滝村1人、壮瞥町1人、白老町8人、早来町1人、厚真町4人、鵡川町1人、穂別町1人。洞爺村と追分町はいなかった。人口対比で伊達市の多さが目立っている。最高齢者は伊達市在住の佐々木格さんで107歳。


本年度に100歳に到達したのは男性11人、女性23人の計34人。市町村別では、室蘭市5人、苫小牧市12人、登別市7人、伊達市4人、虻田町2人、大滝村1人、白老町2人、厚真町1人。前年度(57人)に比べ、20人以上減少した。


同事務所は「理由は分からないが、昨年度は例年に比べて対象者が多かった」と分析している。


胆振保健福祉事務所は13、14の両日、北村定雄所長(胆振支庁副支庁長)らが、本年度の100歳到達者やその家族を訪問。内閣総理大臣と道知事からの祝状と祝品を贈呈し、長寿を祝った。


室蘭民報
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