室蘭市の高齢化率、初めて25%突破

2004年 09月 10日 (金) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

室蘭市の平成16年度高齢者実態調査で、総人口に占める65歳以上人口の割合を示す高齢化率が25・2%と、初めて25%を突破した。総人口の減少と高齢者の増加が続き、市民の4人に1人が65歳以上という高齢化時代に突入した。


6月1日現在で今年中に65歳になる高齢者を対象に調査した。総人口は10万719人で、前年比0・9%(875人)減少。65歳以上人口は2万5378人で前年比1・7%(420人)増加した。高齢化率は前年を0・6ポイント上回って25・2%となった。


在宅独り暮らし高齢者は5478人で、前年比3・4%(182人)増加した。65歳以上人口に占める割合は21・6%で、お年寄りの5人に1人以上が独り暮らししている計算になる。


室蘭市の高齢化率は、平成11年に20・7%と初めて20%を突破した。少子・高齢化と総人口の減少で、毎年1ポイント程度の割合で急速に高齢化が進み、5年間で25%を超えた。昭和61年度調査との比較で、高齢化率は2倍、独り暮らし高齢者は3倍に増えている。


室蘭民報
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