幸清会がみたらの杜の安全祈願祭

2004年 08月 21日 (土) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

社会福祉法人幸清会(大久保和幸理事長、本部虻田町)が室蘭市絵鞆町に開設する特別養護老人ホーム「みたらの杜」の安全祈願祭が20日、建設予定地で行われ、関係者が工事の安全を願った。来年11月完成、同年12月オープンの予定。


鉄筋コンクリート地下1階、地上3階建て(1部4階)、延べ9177平方メートル。特養とショートステイ事業を展開する。特養の定員は124人、ショートステイ16人。全室個室(18平方メートル)で、利用者10人に固定した職員が対応する完全ユニット型のため、家族的な雰囲気で生活できるのが特長だ。


また、ユニットごとに100平方メートルのリビングと浴室を設けるほか、レクリエーションの場となる多目的スペースや地域交流スペースも設置。一般開放される美術館をはじめ、屋上菜園やパークゴルフ場、売店、喫茶なども設けるなど、施設内を1つの町としてイメージしている。総工費は約21億6000万円。職員数は約120人。


安全祈願祭には、幸清会や工事関係者など約100人が出席。大久保理事長がくわ入れを行い、神事で工事の無事を願った。大久保理事長は「市民の皆さんに満足してもらえる施設にしたい」と話していた。


同会は今年4月、絵鞆町にみたらの杜総合在宅センターを開設し、デイサービスとヘルパーステーション事業などを先行スタートしている。


室蘭民報
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