伊達市介護者と共に歩む会がフォーラム

2003年 10月 27日 (月) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

伊達市介護者と共に歩む会(那珂きよ子会長)が26日、伊達市社会福祉協議会のふれあい福祉センター講堂で市民フォーラム「支えあう地域づくりみんなの広場」家族介護体験発表会を開催し、市民が真剣に耳を傾けた。


今年で7回目を迎えた発表会。介護経験者の体験談を通し、日ごろ家族の世話に追われ、社会との接点が失われがちな介護者同士の情報交換や精神的な勇気づけを図ろうと開かれた。


この日、体験発表を行ったのは、現在も妻を在宅介護している南部忠夫さん。この中で南部さんは大型店の障害者用駐車場に一般の市民が入り口に近いという便利さだけで駐車をしている実情を指摘するとともに、時に弱気になる気持ちを叱咤(しっだ)激励しながら、介護を続けていると訴えた。


訪れた市民は身近なテーマとあって時折メモを取るなどじっくりと耳を傾けていた。


さらに昼食を挟み、今回初めての試みとして精神的にリフレッシュする意味を込め、ハワイアンバンド演奏やフラダンスなども披露され、参加者をリラックスさせた。


室蘭民報
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