高齢化加速24.6% 室蘭市実態調査

2003年 09月 28日 (日) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

室蘭市の平成15年度高齢者実態調査の結果がまとまった。総人口に占める65歳以上人口の割合を示す高齢化率は24.6%で、前年比1.2ポイント増加。都市の高齢化が一層進んでいる。在宅独り暮らし高齢者は21.2%で、同比0.3ポイントアップした。


6月1日現在で今年中に65歳になる高齢者を対象に調査した。総人口は10万1594人で、前年比1.2%減少している。


65歳以上人口は2万4958人で、前年比876人増加。伸び率は1.2ポイントで前年の0.8ポイントを上回っており、増加傾向が加速している。


在宅独り暮らし高齢者は5296人で、前年比261人増加。65歳以上の21.2%が独り暮らししている。


民生委員協議会の地区別調査で、高齢者人口が最も多いのが第11民協(港北―幌萌)の3085人。第10民協(高砂―天神)が3044人、第7民協(東町―日の出)が2882人と続いた。最も少ないのは第5民協(御前水―御崎)の630人だった。


在宅独り暮らし高齢者の割合が最も高いのは第3民協(幸―入江)の30.6%となっている。


室蘭市の高齢化率は、平成11年に20.7%と初めて20%を突破した。少子・高齢化と総人口が減少し続けていることもあり、毎年1ポイント程度の割合で急速に高齢化が進んでいる。


平成14年度調査で、室蘭市の高齢化率は道内10万人以上の都市では小樽市の24.7%に続いて2番目に高くなっている。


室蘭民報
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