総合在宅センター「みたらの杜」着工、来年4月オープンに向け

2003年 09月 25日 (木) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

社会福祉法人幸清会(本部虻田町、大久保和幸理事長)が室蘭市絵鞆町に開設する「みたらの杜総合在宅センター」の地鎮祭が24日、建設地で行われ、関係者など約50人が工事の安全を祈った。オープンは来年4月の予定。


同センターでは、デイサービス、訪問介護、居宅介護支援の3つの在宅サービス事業を行う。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ933平方メートル。デイサービスセンターでは利用者30人程度を受け入れる。スタッフは合わせて40人。


白鳥大橋を臨む約1万5000平方メートルの広い土地を活用して特別養護老人ホームの建設計画も提出している。将来的にはこの区域を「高齢者が安心して暮らせる総合的な福祉ゾーン」とする方針。


地鎮祭には同法人や工事関係者などが出席。大久保理事長らがくわ入れなどを行い、工事中の安全を祈願した。


室蘭民報
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