胆振管内の100歳以上、108人の大台

2003年 09月 03日 (水) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

胆振支庁は15日の「敬老の日」を前に、管内の100歳以上の人口をまとめた。本年度は108人(年度内到達者を含む)で、昨年に比べ28人増えた。100人の大台を超えたのは初めて。


108人の性別は男性22人、女性86人。市町村別では、苫小牧市35人、室蘭市28人、伊達市17人、白老町7人、登別市6人、豊浦町4人、厚真町3人、鵡川町と穂別町が各2人、虻田町、早来町、追分町、洞爺村が各1人となっている。


最高齢者は男性が佐々木格さん(伊達市)で107歳、女性が平石カヲリさん(苫小牧市)で105歳。


道は平成12年度から100歳に到達した人に知事祝品を贈呈しているが、本年度の管内対象者は男性12人、女性45人の計57人。14年度の27人に比べほぼ倍増、長寿社会の進行を裏付けている。


胆振支庁では9日から12日まで、社会福祉課の職員が100歳到達者やその家族を訪れ、内閣総理大臣と道知事の祝状と祝品を贈呈する。野村昌信支庁長も11日に伊達市を訪れ、祝状と祝品を渡す予定。


室蘭民報
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