伊達市内で2番目のグループホーム、来月オープン

2003年 08月 24日 (日) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

伊達市長和町に痴ほう高齢者共同生活介護施設「グループホーム・コスモス」(小久保重孝施設長)が来月中旬にもオープンする。同施設は市内では2番目の開設となり、1ユニット9人の2ユニット、合計18人の定員でスタートする。


所在地は長和町609。敷地面積約835平方メートルに、鉄骨2階建て延べ609平方メートルの施設を建設。居室18室のほか、交流ホールや共同スペースを多く取り、採光性に富み、開放的な造りで、入居者がリラックスできるよう配慮した。


施設長は小久保重孝氏が務め、介護スタッフ18人体制で共同生活介護サービスを提供する。入居できるのは痴ほうと診断された高齢者で、要介護認定の要件が付く。費用は1カ月10万円程度となる見込み。


小久保施設長は「利用者同士が共同で暮らし、交流ホールを活用して地域との接点を持たせることで、閉じこめるのではなく伸び伸びと生活できる空間としたい」とし、痴ほう症状の改善と家族負担の軽減を重視している。同施設では入居者とスタッフを募集している。


問い合わせは同施設事務所(電話0142・25局3311番)へ。


室蘭民報
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