高齢者専門宅配弁当「宅配クックワン・ツー・スリー伊達店」が来月1日オープン

2003年 05月 21日 (水) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

高齢者専門宅配弁当の「宅配クックワン・ツー・スリー伊達店」が来月1日、伊達市山下町56・2、駅前ビル1階にオープンする。和食中心の日替わり献立で1食550円(おかずのみ500円)。宅配料無料。民間企業による高齢者宅への食事配送サービスは伊達市内で初めて。


燃料販売「日通パワーサプライ」(本社伊達市山下町)の山木博孝常務が、高齢者向け弁当の宅配サービス全国大手「エックスヴィン」(本社東京、高橋洋社長)とフランチャイズ契約を交わし、駅前ビルに伊達店を構え、事業を始める。


山木常務は本業のプロパンや灯油を配送する中で、お年寄りが食事の支度や買い物に苦労し、弁当や総菜の配達希望が多いと知り、会社事業の中に高齢者専門宅配弁当を組み込むことにした。


6月1日の開店に向け、入居する駅前ビル1階を改装し、調理場と事務所を確保。調理師と栄養士を雇用し、全国展開している宅配クックワン・ツー・スリーの配食サービスマニュアルの習得を徹底している。


開業後は伊達市内全域を宅配エリアとし、年中無休で昼食、夕食の弁当を届ける。献立は千種類以上あり、日替わりで宅配。届け先ではお年寄りの安否も確認する。料金はおかずとご飯のセットで1食550円。糖尿病や食事制限の人に対応した低カロリー食もあり、1食720円(おかずのみ680円)。


伊達市の高齢化率は24・37%(15年3月末)と高く、65歳以上の高齢者は年々増加。各種の在宅サービスも用意されているが、元気なお年寄りへの給食サービスは行われていないため、「こうした適用除外の人たちをはじめ、多くの市民にPRし、気軽に利用してもらいたい」(山木常務)としている。


宅配クックワン・ツー・スリー伊達店は、電話21局1000番。


室蘭民報
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