白老町が町内循環福祉バス・元気号、運行ルートの一部を変更

2002年 12月 20日 (金) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

白老町は町内循環福祉バス・元気号の利便性の向上に向けて、25日から運行ルートの一部を変更する。新規に北吉原中通りにバス停が設置されるほか、緑泉郷の便が充実される。


福祉バスは、10月1日から利用対象を全町民に拡大、有料化してスタート。1回乗車は百円で、71歳以上の高齢者、幼児、障害者などは無料、小中学生は半額。路線は6路線から10路線と充実した。


25日から運行ルートを変更するのは、虎杖浜駅北発の便(月・水・金曜日)と、虎杖浜臨海温泉発(同)の便。虎杖浜駅北発の便はこれまで、鉄北の裏通りを通って柏洋団地へ入り、北吉原から国道へ抜けていたが、変更後は同団地から北吉原七区南へ入り、緑泉郷(12間線)を通って白老地区へ向かう。12間線はこれまで、火・木・土曜日だけの運行だったが、月―土曜日の毎日運行になる。


虎杖浜臨海温泉発の便は、北吉原地区は国道のみのコースだったが、変更後は住宅地の中通りを通過、3カ所のバス停も新設される。


既にルート変更は町内会を通して住民に周知、時刻表も全戸配布されている。町健康福祉課では今後、運行時間も検討して利便性の向上を図る方針だ。


室蘭民報
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