調理師の「高和会」が白鳥ハイツを慰問

2002年 09月 13日 (金) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

登別や洞爺湖温泉街などのホテルに勤務する調理師らで構成する「高和会」(高田泰司会長、80人)のメンバーが12日、室蘭市白鳥台の特別養護老人ホーム白鳥ハイツ(太田光秀施設長)を昼食時に訪れ、にぎりずしを振る舞い入所者らを喜ばせた。


同会は、11年前から福祉施設などを訪問、おいしい奉仕活動を続けている。白鳥ハイツを訪れたのは今回が初めて。


この日はメンバー10人が、入所者とデイケアサービス利用者計130人に、マグロやボタンエビなどのにぎりずし、太巻きや奈良漬けの細巻き、マスのつみれ、そうめんの吸い物を振る舞った。入所者らは「おいしいね」「お代わりちょうだい」「本当にありがたい」などと笑顔で話しながら、楽しいひとときを過ごしていた。


同会で企画を担当している橋本康雄さん(登別万世閣調理長)は「おいしいと言っていただけるのが一番。今後も多くの施設を回りたい」と話していた。


室蘭民報
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