室蘭市シルバー人材センター13年度事業実績 就業率初の90%突破

2002年 05月 22日 (水) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

室蘭市シルバー人材センター(高橋貢理事長)の平成13年度事業実績がまとまった。経済、雇用環境が悪化する中で、受注金額は11・6%の伸びを見せた。就業率は91・4%で初めて90%台に乗った。


平成13年度の事業受注件数は2599件で、前年度比237件、10%増加した。受注金額は2億9142万2000円で、同比約3000万円、11・6%伸びた。就業率は前年度比2・9ポイントの伸びで、初の90%突破となった。


13年度は緊急地域雇用特別対策事業の終了で公共関係が減少したが、民間企業と一般家庭からの受注が伸び、好成績につながった。


事業の受注比率は民間企業が69・9%、2億300万円で最も高く、公共事業は19・7%、5700万円。一般家庭が9%、独自事業が1・4%となっている。会員数は男性515人、女性238人の合計753人で、25人増えた。


室蘭市の高齢化率上昇で、同センターの会員は年々増加傾向にある。受注金額も増加しているが、同センターは「会員の増加に対応し、さらに受注機会の拡大などを図る必要がある」として、就業機会増設員を増員するなど、地域に根差した事業展開を進める方針。


室蘭民報
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