室蘭市シルバー人材センター喜びの20周年

2001年 09月 01日 (土) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

社団法人室蘭市シルバー人材センター(高橋貢理事長)は31日、室蘭市宮の森町の蓬らい殿で、創立20周年記念式典と祝賀会を開き、大勢の出席者が足跡を振り返りながら今後の発展を誓い合った。


会員はじめ関係者ら約300人が出席。初めに物故会員に黙とうをささげた。次いで、長年にわたりセンターの事業運営や普及啓発に尽力した11団体・企業と13個人に感謝状と表彰状が贈られた。


式辞で高橋理事長は「時代の要請と今日的な課題を踏まえて、地域に愛されるセンターをつくろう」と強調した。続いて室蘭市長(代理)、胆振支庁長、室蘭公共職業安定所長らが祝辞を述べた。祝賀会では、アトラクションで津軽三味線の演奏やプロ歌手の歌が登場し、20年の節目を盛り上げた。


室蘭民報
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