第1回「福祉マップ作成市民会議」が開かれ、具体的な作業に入る

2001年 07月 31日 (火) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

市民主導でつくることを目指す第1回「福祉マップ作成市民会議」が30日、登別市総合福祉センター・しんた21で開かれ、具体的な作業に入った。


先に開いた準備会でたたき台をつくり、この日が正式なスタート。市民会議は福祉関係団体、ボランティア団体の推薦のほか、一般公募2人が参加し、20人で構成。1回目のこの日は18人が参加した。


会議では市の山崎信一保健福祉部長が「意見、希望をどんどん出してほしい」とあいさつ。代表には準備会にも参加した畠山重信さん(登別市肢体不自由児者父母の会)を選出。全体協議に移った。


協議では「点字ブロックは車いすの人には大変。障害によって不便さ、要望が違う」「重度障害者がマチにどんどん出て啓もうしていかないと、改善も進まない」「車いすはトイレが一番困る。ちょっとした傾斜が車いすでは怖い」「基本になるのは、まず現状。取りあえず現状の調査、研究を」など、ざっくばらんに意見を出し合った。


マップは年度内完成を目指しており、次回は図面を通してチェック。施設を回るための下準備をする。


室蘭民報
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