白老町萩野の介護ホーム・どんぐりの家に日本財団から福祉車両が寄贈

2000年 12月 28日 (木) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

白老町萩野の介護ホーム・どんぐりの家(倉地栄子理事長)に27日、日本財団から寄贈を受けた福祉車両が到着した。同ホームでは、1月からスタートする通所介護(ミニデイサービス)事業などに活用する。


同ホームは平成10年12月に開所。今年3月にはNPO(民間非営利組織)法人も取得、4月から訪問介護、居宅介護支援事業を展開、宅老事業も手掛けている。


車両の寄贈は、日本財団が全国の福祉関係のNPO法人、任意団体を対象に実施、本年度は238台が寄贈されることになり、同ホームの申請が認可された。


車両は日産のワゴン型車で、3200ccのディーゼルエンジン。車いす2台を含む8人乗りで、後部には車いす用のリフトが設置されている。


同ホームの矢島正彦事務局長は「来年からのミニデイの戦力として考えている。地域サービスのためにフル活用していきたい」と話している。


室蘭民報
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