豊浦町で避難生活を強いられている虻田町の特別養護老人ホームが復帰へ

2000年 08月 12日 (土) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

有珠山噴火で建物が壊れ、隣の豊浦町で避難生活を強いられている虻田町の特別養護老人ホームが、同町に戻ることが11日までに決まった。厚生省が内示した。


ホームを運営する社会福祉法人「幸清会」によると、新しい建設場所は同町清水で同会が運営するデイサービスセンターの隣接地となる。6階建てで延べ床面積は約6900平方メートル。名称も「ふる里の丘総合福祉館」と改称される。


幸清会の大久保幸積専務理事は「数カ月にわたり利用者も職員も避難生活を続けてきたが、よりよい形で虻田町に戻ってくることができ感激です」と話している。


室蘭民報
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