総合保健福祉施設「やまびこ」の落成記念式典が開かれる

2000年 07月 08日 (土) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

豊浦町の天然豊浦温泉「しおさい」と総合保健福祉施設「やまびこ」の落成記念式典が7日、しおさいで開かれ、町関係者や来賓ら約150人が出席して2施設の完成を祝うとともに、今後の発展を願った。


町内浜町に建設されたしおさいは、海と緑のふるさとヘルシーパーク構想の一環として、町民の保養・健康増進、地域活性化を狙いに約18億円を投じた健康と観光の中核施設。鉄筋コンクリート2階建て、客船風の外観で、延べ約3770平方メートルの内部には浴室はもちろん、休憩室、和室、レストランなどが設けられている。4月23日にオープンしたが、人気が高く、入り込みは順調。


一方、やまびこは町内東雲町の国保病院に併設して建設された。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積3045平方メートル。総事業費は約11億円。1階に訪問看護ステーション、デイサービスセンター、在宅介護支援センター、保健センター、2階には入所定員50人の介護老人保健施設を設置。既に6月1日から運営されている。


式典では武藤町長が「2大施設の完成を機に今後とも健康・文化のマチづくりのために努力したい」と式辞。胆振支庁の大野副支庁長らの来賓あいさつに続いて祝賀会が開かれ、両施設の完成を祝っていた。


室蘭民報
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