介護福祉事業施設「生きがいセンターぼこい」が最新の階段昇降機を販売

2000年 07月 05日 (水) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

室蘭市新富町の介護福祉事業施設「生きがいセンターぼこい」(山本宏子センター長)が、狭く曲がった階段でも取り付けられる最新の階段昇降機を営業品目に加えた。一式約250万円で販売する。


同センターがこれまで扱ってきた昇降機は、直線階段用や曲がり階段の外回り用で、新機種は曲がり階段の内回り用。階段の幅が最低75センチあれば取り付けられる省スペース型で、体重100キロまでの人に対応する。蓄電池によるモーターで動き、1分間に6メートルの速さで昇降する。


愛知県の昇降機メーカーが開発、製造し、同センターが室蘭地区の取扱店となって販売する。一式の価格の中にはレールの取り付け工事代なども含まれる。


同センターは、日本製鋼所室蘭製作所が参入した介護福祉ビジネスの第1弾施設として今年3月末にオープン。介護用品のレンタルと販売、ホームヘルパー派遣、配食サービス、住宅改修などを業務とし、着実に需要を開拓してきた。3カ月を経ての配食利用は市認定者と一般合わせて50人となり、6月の住宅改修は15件を数えた。


問い合わせは同センター(電話0143・22局0151番)へ。


室蘭民報
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