ケアハウス「オパール室蘭」入居者募集を開始

1999年 11月 04日 (木) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

社会福祉法人「上寿の会」(岩田弘志理事長)は、室蘭初の高齢者専用ケアハウス「オパール室蘭」の入居者募集を開始した。施設建設は室蘭市高平町16で順調に進んでおり、来年8月1日オープン予定。毎月の総額利用料金は7万5千円―13万円を見込み、既に20人程度が確定しているという。


利用できる人は、高齢のため1人で生活するのに不安を感じ、入浴と食事が1人でできる人。入居年齢は60歳以上だが、夫婦の場合は一方が60歳以下でも可能。サービスは、食事と入浴を中心とし、入居後にスタッフが生活相談に応じる。疾病、負傷など緊急時の援助をする。


毎月の利用料は、事務費1万円―6万8千700円(所得により助成額が異なる)、生活費4万5千260円、管理費2万円で、総額利用料は7万5千260円―13万3千960円になる。入居一時金は掛からない。各部屋で使用する電気、水道、電話料は自己負担でおよそ5千円―1万円程度になる。


ケアハウスは施設と利用者本人との直接契約になる。入居希望者は申込書、健康診断書、前年の収入確認書を施設に提出する。入居後は年2回の健康診断を実施し、さらに月1回の血圧測定、体重測定を行う。


施設の定員は50人で、個室46、夫婦室2室。各部屋にはトイレ、洗面台、ミニキッチン、電話などを設備。このほか、食堂、浴室、ボランティアルーム、相談室を配置する。


問い合わせ、申し込みは室蘭市東町3のケアハウス「オパール室蘭」開設準備室(電話0143・46局0524番)まで。


室蘭民報
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