白老:介護度、最終決定へ2次判定スタート

1999年 10月 23日 (土) | Category : 北海道の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

白老町の介護認定審査会(古本博会長)が22日、町総合保健福祉センターで開かれ、1次判定を受けて介護度を最終決定する実質的な審査(2次判定)が始まった。


白老町の本年度の要介護認定申請見込み者は、現在の在宅サービス受給者220人、特養などの施設入所者210人と新規者を含めた約500人。今月1日から申請手続きが開始され、5日からは申請に基づいた訪問調査も始まっている。22日までの申請は100件(在宅)となっている。


訪問調査の結果はコンピューターで一次判定され、主治医の意見書、特記事項とともに同審査会で審査され、自立、要支援、要介護(5段階)の最終判定が行われる。


審査初回となったこの日は、5日から19日までに調査が終了し、医師の意見書がそろった16件が審査された。須貝貢・介護保険推進係担当参事は「1件ずつ慎重に細かく審査された。第1回目の審査ということで、予定より時間は若干掛かった」と話していた。


審査会は保健、医療、福祉関係者八人で構成。今後は毎週金曜日、6人体制で審査が行われ、1回で最大30件を扱う。結果は内部処理を経て、4、5日中にも本人に通知される。不服がある場合は、町介護保健推進係で相談に応じるほか、60日以内に道介護保険審査会に不服の申し立てができる。


室蘭民報
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