自宅で寝たきりだった広島市安芸区中野3丁目、無職松田洋一さん=当時(60)=が家族に介護を放棄され死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた、松田さんの妻で無職松田由美子(63)、長男の無職博之(37)の両被告の判決が12日、広島地裁であった。奥田哲也裁判長は、由美子被告に懲役6年(求刑懲役8年)、博之被告に同5年(同6年)を言い渡した。
奥田裁判長は、2人の共謀を認めた上で、「被害者への家族の情愛や、いたわりの気持ちが感じられない冷酷な犯行」などと指摘。「安心できるはずの自宅で放置された被害者の無念さは察するに余りある」と述べた。
由美子、博之両被告は共謀。脳出血の後遺症で自宅で寝たきりだった洋一さんに昨年9月ごろから十分な食事を与えず、医師の診察を受けさせないなど介護を放棄し、同年11月ごろ死亡させた。
中国新聞タグ: 介護殺人
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