ホームヘルパー:奨学制度付き講座 3~4月、苅田で
わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。
2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。
わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。
人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。
そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。
介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。
今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。
『
在宅介護事業を展開する麻生介護サービス(福岡市博多区)は3月25日~4月28日、苅田町幸町のパンジープラザで、ホームヘルパー2級の養成講座を開く。同社への就職につながる奨学制度付きという。自動車工場の非正規労働者大量削減など行橋京都地区の厳しい雇用情勢を受けて企画した。
講座は5万円で、面接を受けて奨学生になると当初1万5000円で受講できる。2級資格を取得後、同社の面接を受け、合格すれば非常勤勤務でき、正社員登用の道もあるという。奨学生希望者のための面接試験は3月19日、パンジープラザである。
同社は「人手不足の介護現場と、京築、北九州地区の雇用創出に貢献したい」と話している。問い合わせは、同社092・452・7770。
毎日新聞