25日に青森でケアマネジャー研修会

2003年 05月 04日 (日) | Category : 青森県の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

青森地域介護支援専門員連絡協議会は5月25日午後2時から、青森市中央3丁目の県民福祉プラザ4階県民ホールで「ケアマネジャー研修会」を開く。ケアマネジャーに限らず、福祉関係者や学生、関心のある一般の人などに広く参加を呼び掛けている。


講師は、日本におけるケアマネジメントの第一人者である白澤政和・大阪市立大大学院教授。


はじめに西澤正規県高齢福祉保険課副参事が「介護保険事業所の適性を欠く事例について」と題して行政説明を行い、同3時から5時まで白澤教授が「QOLの向上を目指す介護支援専門員の能力とケアプランの作り方」をテーマに特別講演する。


参加費は1000円。申し込みはファクスで、団体名と住所、連絡先、参加者の氏名、性別、職種、会員か非会員の別、参加費の合計金額を記入の上、同会事務局の特別養護老人ホーム「清風荘」(ファクス017-755-5532)へ。問い合わせは事務局の坂本さん(電話017-755-5531)へ。


東奥日報
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