弘前の「ケアハウス城東」で見学会

2002年 12月 11日 (水) | Category : 青森県の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

社会福祉法人桃仁会(下田肇理事長)が一九九八年に開設、運営する弘前市城東中央四丁目の「ケアハウス城東」の見学会が七日、同所で開かれた。


同施設の概要をより広く知ってもらおうと、地域の民生委員や町会関係者を招待し、十六人が出席した。


下田理事長ら施設関係者が施設の概要を説明した。自立して生活できる六十歳以上の人がそれぞれ個室で自立して生活しており、行政の関与や介護保険の認定などとは無関係に、施設と希望者との契約によって入居が可能なことなどを紹介した。


同施設は、単身用二十六室、夫婦用二室の計二十八室の個室を備える。入居費用は所得により異なるが、月額平均で十万円前後。


東奥日報
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