天間林の福祉事業の中核に、村保健センター地鎮祭

2002年 08月 09日 (金) | Category : 青森県の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

天間林村が同村天間舘森ノ上に建設を予定している「村保健センター」(仮称)の地鎮祭および安全祈願祭が八日、小又勉村長ら関係者出席の下、現地で行われた。来年四月オープン予定のセンターには、保健や介護業務の窓口のほか在宅介護支援センターを併設。保健福祉事業の中核を担う施設として期待される。


村役場の東側に位置するセンターは、約二千八百平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート一部二階建て約千七百平方メートルの建物や駐車場などを整備。建物は全館バリアフリーで、村民の総合健診に使う大広間や診察室、多目的ホールなどを備えている。総事業費は約五億円。


神事では、出席した約三十人の関係者が玉ぐしをささげ、工事の無事を祈った。小又村長は「村にとって、高齢者と児童への福祉は重要な政策の一つ。センターが果たす役割は非常に大きい」と話していた。


東奥日報
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