レクリエーションや軽体操で介護者がリフレッシュ

2001年 02月 16日 (金) | Category : 青森県の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

家庭で家族の介護をしている人たちが集まり、レクリエーションや軽運動などを楽しんでもらおうと、「在宅介護者リフレッシュ講座」がこのほど、倉石村交流センターで開かれた。


三戸郡社会福祉協議会の主催で、今回で八回目。三戸郡内七町村在住の八十六歳から五十一歳までの約四十人が参加。同協議会の中平正三会長が「在宅介護に取り組み、同じ悩みを持つ人同士が語り合い、交流をして、日ごろの疲れをいやしてください」とあいさつ、参加者を歓迎した。


講座は十和田市の木村洋子さんをインストラクターに迎え、座りながらも手軽にできるリフレッシュ体操からスタート。五戸町社協事務局長でレクリエーションコーディネーターの太田好保さんが指導する輪投げやボール遊びなどのゲームも楽しんだ。また、昼食を挟んで、在宅介護の悩みや問題などを話し合う情報交換を行った。


東奥日報
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